サロンオーナーの皆様へ

上質で長期繁栄サロンの作り方

地域No.1店 勝ち組サロンになるためのポイントを解説いたします。

CHAPTER05

来店サイクルの短縮を支える仕組み

来店サイクルの短縮には、それを受入れる環境の整備が不可欠

高リピート率を実現させるためには、お客様に他の美容室にない「新たな価値」を実感いただくことが重要ですが、高リピート率を実現するためには、受入れ環境を整えることも必要です。

例えば、よくある美容室の次回来店までの流れとしては以下のようなものかと思います。

次回来店までの流れ

  • 1前回来店
  • 2前回来店から数ヶ月経ち予約を思い立つ
  • 3次の空きスケジュールを確認する
  • 4スケジュールを参考に予約の電話を掛ける
  • 5希望日が予約で満席(→場合によっては他店に流出)
  • 6“次の次”の空きスケジュールで予約を入れる

上記の流れの大きな落ち度は「お客様が来店タイミングを決める(②~③)」と「希望日が満席(⑤)」です。この2つにより、必要以上に来店サイクルは長くなり、また場合によっては失客の機会(⑤)を作ってしまいます。

これを回避する方法としては、お客様に「新たな価値」を実感いただき、安心感と信頼感を持っていただきましたら“髪質改善のプロ(ケアドクター)”という立場から、髪の状態を良くするための最適な来店日を事前にご説明させていただくことです。
つまり、前回来店(①)のタイミングで、プロとしての次回来店日を説明し、次回予約を入れていただくことです。

多くの方は、1~2ヶ月先のスケジュールは空いていることが多いですし、万一予約した当日に急な用事が入れば、変更いただければいいだけです。
このお客様にとって一番良い次回来店日をご説明することで「お客様が来店タイミングを決める(②~③)」を解消します。

また、「希望日が満席(⑤)」については、メニューにより施術できるスタッフが限られるのではなく、「どのスタッフでも同じ技術・サービスが提供できる」環境を整えることです。
そのためには、お客様のためになる最も良いメニューに絞り込みを行い、そのメニューをどのスタッフでも同じレベルで実現できる教育・マニュアルの整備を行うことです。
この2つの受入れ環境の整備が、結果的に来店サイクルの短縮をもたらすのです。