ポジショニング
よく価格を徐々に上げていくという考えをサロンのオーナーさんから聞きます。
それについて私の考えを述べさせてもらいます。あくまでも私個人の考えです。
価格(単価)=サービス価値 だと考えてます。
徐々に単価を上げていくというやり方はすごく難しいことだと思います。
上げるなら一気に理想の価格にします。
寿司屋の例ばかりですみませんが。。
先日、銀座○兵衞(寿司屋)に行ったんですが、ビックリするくらい高かったです。もちろん旨かったですが。
寿司屋の価格って回転寿司から超高級寿司屋まで、価格の幅が最も多いサービス業のひとつだと思います。
ですが、ネタの鮮度や質の差って限界があると思います。
「○○漁港直送」 とか 「○○産」など、違いはあるとは思いますが、それなら、最も新鮮なネタを出すのは超高
級寿司屋ではなく、市場や漁師町です。
そこそこの価格で旨い寿司を出す店も多くあります。
ですが、徐々に価格を上げていって、回転寿司が10年経ったら超高級寿司屋になってたってことは無いと思います。
お客さまの心理は置いておいて、今日は働く側について述べます。
銀座○兵衞というブランドはお客さまだけが感じるモノではなく、働いてる職人の方や、ホールの方の意識にすごく関係してきます。
私はこの社員の意識(存在意義)の部分をすごく重要視してます。
ですから地域で圧倒的に価格(単価)は高い(高く見せてる)です。 (うちの直営サロン)
価格設定はその店のポジショニングを決める(伝える)のに、すごく重要なモノです。
精神論ではなく、サロンの存在ポジションでスタッフの意識って変わります。
よく、「一流の店に行って体験してこい!」って社員に言うことがありますが、サロンのポジションが回転寿司なのに、リッツ○ールトンのような接客を求めるのは酷です。
超高級店を目指せってことではなく、サロンの存在ポジションはどこか?
これを明確に決めることが、お客さまが選びやすくなり、スタッフの意識統一にもつながることだと思います。
ですから、徐々に単価を上げていくというのは、ポジショニングも徐々に移行することにもなります。
これはダメとは言わないですが、すごく難しいことだと思いますし、ポジションを明確に伝える(伝わる)のも難しいと思います。
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大阪市城東区関目3-15-1 リトルレイク5(1F) 【地図
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