長期繁栄サロンの創り方
そこにしかない「上質な存在」になるから長期繁栄する!
美容室を長期に渡り繁栄させるには、次の2つのポイントを抑えることが重要です。
美容室を長期に渡り繁栄させるポイント
- 【Point1】そこにしかない強みを創る
- 【Point2】上質な価値を創る
よく「差別化は大切」という話を聞きますが、例えば薬剤を変えたり、少し講習を受けるぐらいの簡単な差別化(他店との違い)であれば、すぐ他店にマネされてしまいます。
その結果、いつもの価格競争に逆戻りしてしまい、更にここから脱するために他の薬剤を仕入れる…。そして、結果としてスタッフへの負担が大きくなる。
こんな疲弊のループの原因は「他店に簡単にマネされること」をしていることです。
そこで、重要なこと他店が「やりたいけど無理」「やれない」「マネたくない」と思うことに取り組むことで参入障壁を高く設けることです。
そして、この取り組みがとても高い価値につながる、つまり「質」にこだわることです。
一方、美容室を長期繁栄させるためには、しっかりと経営が成り立つ、つまり収益性と安定性を確立させる必要があります。
「そこにしかない強み(独自化)」を創り、「上質な価値」を提供することで、高客単価と高リピートが実現でき、収益性と安定性を確保することができます。
また、このような美容室を創れば、給与・労働環境を含めてスタッフが辞めなくなり、これにより大幅に売上がダウンする原因となる、「優秀なスタッフの退社による顧客流出」も防ぐことができます。
つまり、長期繁栄サロンを創るポイントは「高単価」「高リピート」「スタッフが辞めない」という状況を創ることで、長期的に次の3つを満たす環境を整えることです。
整える環境
- ①多くの美容室の中から「選ばれる特長」
- ②選んでくれた方が満足してくれる「サービスの質」
- ③来店し続けてくれる「行く理由」
この流れを創り、どのスタッフでも実現できるような状態にすることがオーナーの“真の役割”と言えるでしょう。
サロンオーナーの悩みを解消するために
経営課題を解消してサロンを成長軌道に乗せる
様々な美容室オーナーから、経営の悩みを伺うと代表的な意見としては以下のようなものでした。
- ・オーナーの売上が美容室全体の売上の大多数を占めている
- ・スタッフの売上にバラツキがある
- ・全体の客単価がなかなか上がらない
- ・全体のリピート率が上がらない
このような状況が長く続いて対策が遅れると、そのうち売上の高いスタッフが辞めてしまい、美容室の全体売上が大幅ダウンする状況に陥ります。
そこで、上記のような状況を回避するためには、先ほどの3つを満たす環境を創ることですが、より具体的には以下のような点を確立することです。
悩み | ポイント |
---|---|
客単価 | サービスを決める、シンプルなメニュー構成 |
再来率 | ターゲットを絞る、サービスの質にこだわる |
来店サイクル | 来る理由を持つ |
新規集客 | 特長を決める(サービスを求めている人) |
スタッフの成長 | 結果が出る仕組みを持つ |
スタッフが辞めない | そこにしかない価値を持つ |
求人 | 働きたい魅力を持つ |