リアルライフ

といった、「マンツーマン」での施術。

これほんとにお客さまは望んでいるのでしょうか？

ボクの考えですが、マンツーマンはあくまで「手段」です。

目的ではありません。

あっ、決してマンツーマンを否定してるわけではありませんのでご了承ください。

お客さまは最初から最後まで一人のスタイリストに施術をされることを望んでいるのか？

もし、望んでいるなら、なぜ望んでいるのか？

ここを考えたら本質が見えてくると思います。

マンツーマンの良さは何なんでしょう？

ボクは、この人は私のコトをちゃんとわかってくれてるから任せても安心というコトだと思います。

マンツーマンの良さは「安心感」だと思います。

「安心感」の反対は「不安感」です。

ボクがいつもいってるコトですが、最高のサービスは「不の解消」です。

お客さまはマンツーマンを望んでるわけではないのです。「不が解消」されて「安心感」が欲しいだけなんです。

それが本質なんです。

マンツーマンは「不の解消」のための１つの手段なんです。

お客さまが「不」を感じるコト

良く言われるのが、

いろんな人にたらい回しにされた。

いろんな人　＝　あまり知らない人（自分のこと、他人のこと）
たらい回し　＝　雑に扱われた

こんな感じなんだと思います。

お客さまは、安心感のない人（あまり知らない人）に雑に扱われるのが嫌なんです。

逆にスタッフ全員がお客さまのコトをちゃんと理解して、丁寧に施術をしたらどうでしょう？

この美容室は担当者だけじゃなく、みんなが私のコトを気にかけてくれて、凄く丁寧に施術してくれる！

担当者がお客さまに、
「Aのシャンプーは私より凄く気持いいんですよ～！良かったら是非Aのシャンプー体験してください！」

A「◯◯さんに気持いいって言ってもらえるように一生懸命シャンプーしますのでよろしくお願いします！」

で、ホンマに凄く気持よかったらどうでしょうか？

お客さまは「なんで他人にさせるのよ！」

って「不快」に思うでしょうか？

ここで、別のスタッフのコトが「自分の知らない人」から「シャンプーが上手な子」に変わるわけです。

「いろんな人にたらい回し」　ではなく、「シャンプーの上手なあの子に」になるわけです。

お客さまは１人の人を望んでるわけではなく、「不」を感じるコトが嫌なだけなんです。

安心感が欲しいだけなんですよ！

こんなふうに、「あの子のシャンプー凄く気持いい」とか「あの子の話は凄く面白い」などと「不を解消」して「安心感」を提供してあげれば良いと思うんです。

もちろんあまり話をしたくない（されたくない）というコトはあります。

そんなお客さまの要望を関わるスタッフ全員が理解して、丁寧に接すれば良いと思うんですよ。

１人のスタッフだけが自分のコトを理解して、あとのスタッフは全然知らんぷり！というより、スタッフ全員が私のコトをすごく理解してくれて大切にしてくれてる！

って思ってくれる方が良いに決まってますよね。

スタイリスト、アシスタント、担当者などといったコトは関係なく、スタッフ全員でお客さまに最高の空間を提供するコトが重要なんだと思います。

そうすると、お客さまはスタッフの成長を応援してくれるんです。
応援してもらって、スタッフも成長します。
その結果、お店のファンになってくれるんです。

マンツーマンが悪いわけではありません。

それを１人ではなく、お店としてスタッフ全員で「安心感」を与えれるようになれば、もっと良いと思うだけなんです。

実は、これ２年前に書いたブログでした。。（笑）

最初から最後まで１人のスタイリストが責任を持って施術します！

というマンツーマン施術はあくまで「手段」なんですよね。

「目的」を達成するための「手段」なんですよね。

ボクはマンツーマンはリスクの塊だと思ってます！

直営サロンgluck（グリュック）では、１人の美容師が最初から最後までというコトはさせません。
状況によってはそうするコトはありますが・・・

グリュックは１人でスタートしたんですが、マンツーマンという表現は１度もしていません。

なぜなら、それがその後のリスクになるからです。

マンツーマンは売上を上げやすい手段ではあります。

良いところも、もちろんあります。

ですが、美容室経営者にとっては、これ以上のリスクのあるやり方はないと言っても過言ではないくらいリスクがあるのです。

マンツーマン美容室のリスクとは！？

考えてみて下さい。

４月、５月、６月のそこにしかない上質サロンの創り方講習会の予定

東京講習会
・４月７日（火）
・５月１２日（火）
※６月は経営合宿のため講習会はありません

大阪講習会
・４月２７日（月）
・５月２５日（月）
・６月２９日（月）

名古屋講習会
・４月１３日（月）
・５月１８日（月）
・６月９日（月）

詳細のお問合せ先　reallife0814@gmail.com