リアルライフ

美容室経営者の方からよくこういう悩みをお聞きします。

客単価が上がらないんです。

ですが、ボクはこう思っています。

客単価は上げるモノではない！

直営サロンgluck（グリュック）はオープンして６年半くらい経ちますが、客単価のコトでスタッフとミーティングしたコトは１度もありません。

ずっと１１，０００～１２，０００円です。

スタッフに客単価を上げろ！とか上がる方法を考えろ！

というコトは１度も言ったコトないんです。

客単価は上げるモノではなく決めるモノですから！

客単価は上げようとするから上がらないんです。

というより、そもそも上げるモノではないのです。

こういう経験ないですか？

客単価を上げるためにトリートメントやスパをプラスメニューをみんなで提案しよう！

結果どうでしたか？

スタッフが一生懸命頑張ってもせいぜい５００～１０００円くらい上がる程度ではないですか？

そして３ヶ月後には元の客単価に戻ってる。。。

こういう経験ないですか？

客単価を上げようとするといろんな問題が出てくるんです。

客単価を上げようとすると生じる問題
・スタイリストによる差が出る。
・お客さまにもストレスを与えてしまう。
・スタッフにもストレスを与えてしまう。
・上げようとするからリピート率が下がる
・上げようとするからサロンの特長がなくなる

最も重要なコトは、客単価をいくらにしたいかを経営者が決めるコトなんですよ。

決めてないからスタッフに上げさせようとする。

だから問題が起こるのです。

スタイリストによる差がでる

客単価を上げようとプラスメニューを提案すると必ずスタイリストのキャリアで成果が大幅に変わる。

こういう結果が出るのです。

キャリアのあるスタイリストが能力が高いというコトもあります。

ですが、成果に違いが出るのはそれだけが原因ではないのです。

お客さまとの関係性

関係性が深いか浅いかで成果が変わるのです。

キャリアのあるスタイリストはお客さまと関係性が深いのです。

だから、あなたが言うなら、してもいいよ！
という人が多いのです。

キャリアの浅いスタイリストはお客さまとの関係性がまだ浅いのです。

関係性が浅いスタイリストがお客さまに提案すればどうなるのか？

スタッフにストレスを与えてしまう

お客さまにプラスメニューを提案するコトにストレスを感じコトありませんか？

お客さまはこのメニューを必要としてるのか？

誰のためなのか？

お客さまではなく、客単価を上げるコトが目的になってしまっている。

求めてないプラスメニューを提案されたお客さまはどうなるのか？

お客さまにストレスをあたえてしまう

自分が何か買い物をしにいった時に、店員が寄ってきてにあれこれ言われて嫌な経験をしたコトありませんか？

そして何も買わずに店を出た。

何か買おうとして入った店なのに何も買わずに店を出た。

こういう経験をしたコトありませんか？

これと同じです。

求めていないお客さまに別のモノを提案するには凄くリスクがあるのです。

提案するスタッフ、提案されるお客さまどちらにもストレスを与えてしまってるんです。

スタッフやお客さまに誰がストレスを与えてるのか？

経営者あなたなのです！

漠然と客単価を上げようとする経営者に責任があるのです！

そしてストレスを感じたお客さまはどうするのか？

そうなんです。

もう来なくなるのです。

怖いですね～！

客単価を上げようとするとリピート率が下がるのです！

客単価は経営者の考えが出るのです。

今の客単価は今の経営者の考えなのです。

客単価をいくらにしたいかを決めるコト。

そしてそれを達成できる手段を決めるコト。

客単価は上げるモノではなく、決めるモノです！